トラタイプはお腹が減るとイライラする?

こんにちは。

生年月日からタイプ分類界の老害、揚げ足奉行の戸栗です。

今回SNSで目に留まった投稿は、こちら。

『トラタイプはお腹が減ったらイライラしがち』

です。

動物をあてがう占いにおける「トラ」は、十二運では「帝旺」。増永学説では情緒的知性派・開放型とされ、ヒューマンスタディ協会では「クール派ムード派側・アウトサイド型(C3タイプ)」と呼ばれています。

まあ、誰しもお腹が減れば気分が落ちることはあるでしょう。きっと、心理学的・統計学的なデータの裏付けがあるのだと思います。

──あるなら、ですが。

さて、増永のタイプ論において、C3タイプは3類型のうち「クール派」に属する4タイプのひとつです。

このクール派は生理調整型と呼ばれ、本能的に立ち上がる生理性と、随意に働かせる心理性とのバランスを、無意識のうちに保とうとする人たちです。

何歩か譲って「空腹でイライラする」可能性を考えるとすれば、まず挙がるのは生理不調和型のムード派(M1〜M4)。

次点としては、ファイト派およびクール派のうち、ムード派側に位置するF1・F2、C3・C4タイプ。

したがって、C3にも可能性が“ゼロではない”とは言えますが、少なくとも「トラタイプ=空腹でイライラ」と一括りにできる話ではありません。

増永の原典に目を向けると、C3を含むクール派は、自分のペース(計画・タスク)通りに進まないときにイライラが生じやすい、と読むことができます。

たとえば、

「今日はこの流れだと、13時頃に昼食だな」

と見積もっていたところに、急な用件が入り、それが叶わない。すると、「あ〜あ」となりやすい。

一方で、最初から、

「今日は昼食の時間を確保するのは難しそうだな」

と見越して動いていれば、空腹による感情の乱れも、比較的調整しやすい。

とも言えます。ですから、

「トラタイプの○○さんは、たまたまお腹が減るとイライラしやすい人でした」

というように、あくまで“その人”の傾向として語るのであれば、まだ無難な分析でしょう。

タイプを使うなら、

【原典を深掘りし、原典から先を“読む”(表現する)】

このくらいの距離が必要になってきます。

では。

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