こんにちは。
生年月日からタイプ分類界の老害、揚げ足奉行の戸栗です。
今回、SNSで目に留まった投稿はこちら。
『こじかタイプは高圧的な人が嫌い! ムリ!』
これは、占いに動物キャラクターを当てはめたタイプ論コンテンツにおいて、上級講師をされている方の投稿です。
コメントを入れたところ、次のようなご返信がありました。
『こじかさんは特にという度合の違いですね』
そこで『こじかさんが「特に高圧的な人が嫌い(苦手)」な理由はなんなのでしょう?』のご質問を投げかけました。
と。ここまでを整理すると、次の解釈が成立します。
【M1タイプ(こじか)は、特に高圧的な人が嫌い(苦手)である】
上級講師の方がそう表現されている以上、そのコンテンツ内では正解なのでしょう。
今回は、この表現が原典に照らして成立するのかという一点に絞って検証します。
なお内容が濃くなるため、本記事は四部構成となります。
■大前提の確認
まず、最初に確認しておきたい前提があります。
① 生年月日から十二運別に性格を類型化する発想は増永篤彦からスタートしている
これは私のnoteでも繰り返し書いていますが、紛れもない事実です。しかも、私が勝手に主張しているわけではなく、現在の三大コンテンツの大元が、過去に公式サイトで公開していた情報でもあります。(※本文下部にnoteリンクを貼ります)
仮に、上級講師の方が次の前提を取るのであれば話は別です。
② これは(動物は)
・独自の心理学
・独自の統計理論
・独自の占術
・あるいは派生の過程で別の心理学説を加えたもの
である。
その場合は、その理論体系に基づいて「特に」という表現の根拠を示していただければよいだけの話。しかし、その回答は未だにありません。
そこで本ブログおよび本サイトは、すべて①の前提で構築されています。②であるなら、ぜひドシドシご教授ください。
では、始まり始まり~
※補足
動物:こじか
十二運:養
増永旧表記:知性的情緒派・開放型
ヒューマンスタディ協会表記:ムード派アウトサイド型・クール派側(M1タイプ)
■ M1タイプは「高圧的態度が苦手」なのか?
結論から言います。
増永の原典には「高圧的な態度が嫌い」「特に苦手」という記述は見当たりません。
近いニュアンスすらも、ありません。
ただし、関連しそうな原文は存在します。以下を見てみましょう。
【対人関係】
『上長者には礼儀正しく殷懃、時に卑屈に流れやすい。』
『絶対者・権威者に対して弱く、全面的随順の態度。』
※「慇懃(いんぎん)」= きわめて丁寧で礼儀正しいこと
ここから読み取れるのは、
・「弱い」=「嫌い」ではない
・反発ではなく従順・萎縮・過剰適応が起こりやすい
という構造です。
つまりこれは、「高圧的な態度が嫌い」ではなく「高圧的な関係性に抵抗できない」という意味合いになります。
しかも重要なのは、「上長者」「絶対者」「権威者」という条件付きである点です。
【交渉方法】
『拒否されることを極度に嫌う。』
ここからは、
・対立・拒否を極端に避ける
・圧がかかる関係性では「引く」か「抱え込む」
という傾向が読み取れます。
■原典ベースで整理すると…
以上を踏まえ、今回の文脈に落とし込むと次のような解釈が最も妥当でしょう。
『M1タイプは、権威性・強制力・高圧的態度に対して反発するよりも萎縮・順応・自己束縛で応じやすい構造を持つ。』
つまり「高圧的な態度そのものが嫌い」なのではなく、それに対して心理的圧迫を過剰に受け取りやすいタイプである。
「特に高圧が嫌い」という表現は、構造の説明ではなく感情的な言葉への置き換えになっていないでしょうか。
■ その④—1 の締め
「こじかは高圧的な人が嫌い」という表現は、高圧的な態度を取る“誰か”の存在を前提にしています。
つまり次の問いが自然に立ち上がります。
「高圧的な態度を取りやすいタイプとは誰なのか?」
さらに
「であるならM1タイプ自身は、そのような態度を取らないのか?」
次回【その④—2】では、M1タイプは高圧的な態度を取る側に回ることはないのか?
この点を、原典ベースで検証します。
では今回はこれにて。
note【事実に目を向けるか逸らすか?生年月日性格タイプ論界隈に敢えて一石を投じる】



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