やす子は「毒舌芸人」になれるのか?増永円環図で見る〈C3タイプと言語の限界〉

こんにちは。

部隊や年代は異なりますが、自衛隊の後輩であり、いわゆる「いい人芸人」として知られる やす子さん。あの柔らかな体型と笑顔から、どこか安心感を覚える方も多いのではないでしょうか。

しかし最近、ネットニュースでは彼女の立ち位置に変化が生じているようです。

それまでの「いい人芸人」というイメージから一転、コメントがやや毒舌寄りに受け取られ、一部では「キャラ変に失敗したのでは」といった声も見られます。

そこで今回は、やす子さんの〈タイプ的平均像〉から見て、いわゆる“毒舌芸”は成立し得るのか円環図を使って検証してみます。

■ まずは円環図で整理する

赤はやす子氏、青は毒舌芸人の代表例。円環図で見ると、言葉の強さそのものよりも、それが「笑い」になるか「批判」に聞こえるかは、立ち位置の違いがヒントになることが分かる。

やす子さんは、
・3類型:クール派
・2類型:アウトサイド型
・6類型:ムード派側

となり円環図では、赤い人型で配置しています。

そして比較対象として、「毒舌芸人」として地位を確立している先輩芸人を青の人型で配置してみました。

・有吉弘行さん:ファイト派・インサイド型(F4タイプ)
・井口浩之さん(ウエストランド):ファイト派・アウトサイド型(F3タイプ)

仮に「毒舌」を目指すのであれば、このお二人は分かりやすい指標になります。

■ 2類型で見る「毒舌が成立しやすい条件」

一般に毒舌というと「悪口」「厳しい言葉」と捉えられがちですが、本来は本音で切り込む姿勢が前提にあります。増永タイプ論では、言語の性質を2類型でこう整理しています。

・インサイド型:評論的(評価・断定)
・アウトサイド型:解説的(構造・理由)

この違いを見ると、他者を直接“評価する”評論的口調を持つインサイド型の方が、毒舌は成立しやすいと言えます。

※似た内容を過去にnoteに書いていますのでよろしければ下部にリンクを貼っておきます。

■ 3類型で見る「毒の質」

● ファイト派の言語強度

・有吉さん(F4)の言語特性は原典に『平明簡潔』『軽いユーモアを漂わせる』とあり
➡毒が笑いに変換されやすい

・井口さん(F3)の言語特性は原典に『一言居士』『社会的合理性の代弁』とあり
➡毒舌というより根のある“ぼやき”となりやすい

両者に共通するのは、ファイト派×言語的必然性が成立している点です。

■ では、やす子さんはどうか?

整理すると、
・2類型:アウトサイド型 → 解説的
・3類型:クール派 → 知性的・整理型・理屈的
・6類型:ムード派側 → 情緒がにじみやすい

この組み合わせから導かれるのは…

●毒舌 → 成立しにくい
●ぼやき → 根が育ちにくい

結果として出やすいのは、理屈は通っているが、笑いに昇華されず、感情的に聞こえやすい「批判口調」

■ 生年月日とは無関係な要素(重要)

ここは明確に切り分ける必要があります。

・自衛隊時代の経験
→ 命令口調・評価口調が身につきやすい

・「良い人芸人」としての初期ブランディング
→ 世間の期待値が固定されている

これらは環境・経歴・文脈の問題であり、タイプ論では説明できない領域です。

■ そこにタイプ論を重ねると何が起きるか

やす子さんは、クール派のアウトサイド型でムード派側のC3タイプ。この条件が重なることで、

➡F4のような「切れ味ある毒舌」にならず
➡F3のような「根のあるぼやき」にもならず

結果として、

➡「理屈は正しいが、笑いにも愛にも変換されにくい批判口調」

として受け取られる可能性が高まります。

■ 結論

やす子さんは、自衛隊で培われた言語感覚と「いい人芸人」という既存イメージの上に、クール派C3タイプの言語特性が重なることで、毒舌でも、ぼやきでもない「悪口として誤読されやすい批判口調」になってしまう可能性があると私見ですが感じています。

これは性格・人格等の問題ではなく、『構造』のお話です。

では!

note【ニュース情報番組から見えてくる傾向性 ― “役割”の構造】

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