こんにちは。
あと10年もしたら私、自己紹介でこんなことを言っているかもしれません。
・趣味:考察して深掘りすること
・特技:思考
笑われそうですが、案外その頃には貴重な人種になっているかもしれませんよ。いや絶滅危惧種かも。というのも今、「考える」「本質を覗く」「立ち止まって調べる」こうした行為そのものを、面倒くさがる人が確実に増えているからです。
「えー、表に見えていることだけでよくない?」
「そこまで考えるの、時間のムダでしょ?」
そんな声が、あちこちから聞こえてきます。
そんな生年月日からタイプ分類界の老害、揚げ足奉行の戸栗です。今回は揚げ足ではありません。ほぼ愚痴であり、そして警告です。
■ いきなりですが、これ
『Nur ein Idiot glaubt, aus den eigenen Erfahrungen zu lernen.
Ich ziehe es vor, aus den Erfahrungen anderer zu lernen, um von vornherein eigene Fehler zu vermeiden.』
直訳すると、
『自分の経験から学べると信じるのは愚か者だけだ。
そもそも自分の過ちを繰り返さないためにも、私は他人の経験から学ぶことを優先する。』
ドイツ宰相、ビスマルクの言葉です。
日本ではよく「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」と要約されます。原文に「歴史」という言葉は出てきませんが、意味するところは極めて明確でしょう。
●賢者:自分が経験していないことでも、過去の人々が積み重ね、言語化し、残した知見から学べる人。
●愚者:自分の体験だけを絶対視し、同じ失敗を繰り返しながら「学んだつもり」になる人。
■ なぜ、これを持ち出したのか
増永篤彦は、四柱推命を素材としながらも独自の視点と思想、そして人間観を注ぎ込み『新推命学』という体系を構築しました。特に十二運に対して「性格・気質」としての解釈を与えた点は、当時としてはかなり異端だったと聞いています。
ところが…
そこから無断で派生した現在の生年月日性格コンテンツ群。私の調べた限りでは、増永から二段階を経て作られた素質論。さらにそこから、いくつもの派生コンテンツが生まれ、その中には、皆さんご存じの“動物さん”も含まれています。
■ 皮肉なことに
その素質論の当時の公式サイトには、こんな趣旨のことが、はっきりと書かれていました。
「決めつけインストラクターが増産されてしまった」と。
※現在、このページは削除されています。
※詳しい経緯は、noteに記しています。下部にリンクを。
■ そして令和の今
歴史は繰り返す。
SNSの台頭により、状況はさらに加速しました。私は、今をこう呼んでいます。
第二次・決めつけインストラクター増産期
・強い断定
・SNS受けする短文
・キャラによるラベリング
・情報ビジネス化
・かんたん副業斡旋
それらは拡散には向いています。ですが正しい理論を削ぎ落とした行為でもあります。
■ 私は賊軍で構いません
増永学説における本来の 2類型・3類型・6類型 は、派生組の2分類・3分類・6分類からすると正直言って「非常識」です。だから私は、今の主流から見れば完全に賊軍でしょう。
それでも私は、「愚者」ではなく「賢者」でありたい。
自分の体験だけで語らず、過去に積み重ねられた思考と理論から学びたい。そして史実上の失敗を危惧しています。
だから書きます。だから、嫌われ役も引き受けます。
note【事実に目を向けるか逸らすか?生年月日性格タイプ論界隈に敢えて一石を投じる】



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